フリーランス美容師 西川ゆすけの頭の中

求められる人材とは

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ケース1

面接官「髪セット得意なんだね」

面接官「何種類くらいできるの?」

面接者「はい!アップバングからリバース、束感、王道、何でもできます!」

面接官「でもお客さんの仕上げに入れるのは2年後だよ?」

面接者「」

ケース2
面接官「人を笑顔にしたいから美容師に?」
面接者「はい!人を笑顔にするのが好きです!」
面接官「どうやって?」
面接者「」
どうする?
求められている人材とは
今、たくさんの美容室があってたくさんの雇用先があるわけですが。
美容室側もただただ採用していくわけではないですよね。特に先を見据えて成長していこうとする美容室なんかは、人材の大切さと人材を集める大切さをより重要視していると思います。
俺が一緒に働きたいなぁと思う人は「シビアな危機感を持ってる人」と「自分の得意な事の生かし方を理解している人」です。
あ、あと「自分のために仕事をしてる人」ですね。
これはそんなに難しいことではないのですが、要はどのように思考を巡らせてるかを知りたいのです。
年下だろうが、新卒だろうが、俺より優れた考えを持つ人はたくさん居ますし、そういう人と出会えるのは本当に楽しみであります。
負けたくもないし、良い刺激になるからですね。
得意技を活かす場がすぐ来るか
美容師になる!という高い意識を持つ人が増えてる中、漠然とした夢で美容師になりたい!と言ってる人が多いのも事実です。
髪セットが好きだから〜、とか人の笑顔を見たいから〜というきっかけで美容師を目指したというは素晴らしいことですし、そういう心を持ってる人は本当に良い美容師になれると思います。
ですが、それはきっかけの話であって具体的な目指す目標ではありません。
さらに言えば、美容師を辞めていく人の大半は半年から1年未満。
この間に、人の髪の毛を触れるのは稀ですし、美容師っぽいことなんてほとんどできません。
準備、片付け、裏方の仕事ばかりです(ここで楽しさを見出すのが大切ですけど)。
まず「入客する」というスタートラインに立つまでにえらい時間かかります。普通は。
美容室で今日から働きます!
今日からお客様を担当します!
なんてことは余程の事がない限りありえないわけですね。
一歩先を考える
では具体的に、自分の得意なことがあったとしてそれがどのようにしたら採用側のメリットになるのか考えます。
シビアに考えると、自分のできることなんて小さいもの。
得意技があるとして、それがより得意な人が居たらただの下位互換です。
それではせっかくの自分の売りが消えてしまいます。
ここで大事なのは、得意なものを軸にして多角的に展開できる力、他とは差別化できる力があるかどうかです。
これがつまり得意技を活かすということですね。
軸にするもの(何でもいいです。得意なこと)をメインに関連するものを一緒にまとめちゃえば、メリットはたくさん増えます。
俺のパターンで言えば
たまたま髪の毛をセットするのが得意だった(軸となるもの)
ので動画にしてみました。(活かす場所の確保)
そこから集客、人脈、改革における実績に繋げたりしてます(その結果)
更には今後、それを軸にして新たな展開も臨めます(今後どうなるか)
髪の毛をセットするのが得意っていう小さな事が、やり方一つでたくさんのメリットを産みます。
こういう考えをできる人、もしくはこういう考えを元に結果を出した人ってのは若くてもたくさん居ますよね。
それが「自分の得意な事の活かし方を理解している人」です。
ちなみに、シビアな危機感と言うのは「メンズスタイルは束感セットばかりではない」と思うことです。




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「美容師と副業」をテーマに、いかに長く美容師を続けるかのために副業を探す現役美容師。美容師・youtuber・オンライサロン主宰のたくさんのわらじを履く人。

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