フリーランス美容師 西川ゆすけの頭の中

カットモデル失敗談

カットモデル失敗談




カットモデルに過度の期待はやめた方が良さ気。

カットモデルで失敗された!という話はたまに聞きます。
けどそもそもカットモデルというは何故存在してるのでしょう、そして何で無料(もしくは低料金)で提供されているのでしょう。
カットモデルには種類がある
ひとえにカットモデルとは言っても、実は何個か種類があります。
・アシスタントがスタイリストになるための場合
・スタイリストが技術を磨くための場合
・新しいカット技法を試す場合
・コンテストやイベントなどの髪型の調整する場合
主に上二つがメインになることが多いと思います。
まぁ、スタイリストになった人間が技術を磨きたいからってカットモデルを募集するのはどうかと思いますけどね。
スタイリストならしっかり料金もらえよ、と思いますがそれはまた別の話。
つまり、大多数のカットモデルは「アシスタントの練習」の延長であるといえます。
そら失敗もする
アシスタントがウィッグで髪を切るのを卒業すると、いよいよ人頭に入るわけです。
いくらウィッグで完璧に切れてたとしても、人の頭を切るとなると相当緊張しますし、何より今までやってきたことが上手く発揮できない人も居ます。
俺も今思えばかなり緊張してたなぁと思います。
練習で完璧でも、決してうまくいくわけではない、それがカットの難しさと感じました。
てことは、失敗もあるわけですよね。
いや、失敗された方はたまったものではないですけど、切る側も失敗したくて失敗したわけではないわけです。
その失敗の経験が糧になるので、何ともありがたい経験でございます。
故にカットモデルは格安で提供されています。これは集客ではなく、練習なわけです(モデルシステムで集客してたらヤバいと思う)。
何故こうまで安いのか。
それには相応の理由はあります。
失敗するかもしれないから。
もちろん上手くいくこともありますし、ささっと上手く切れるセンスの良い子も居ます。
ですが、基本はこれから人の頭に慣れていく過程の人間が提供するものなので失敗に関しては暖かい目で見て頂けると嬉しいです。
カットモデルは失敗しても当然くらいの気持ちでいた方が良いかもですね。
ですのでご利用は慎重に。
上手く切ってくれたら「上手いね」と一言言ってあげると、切った側はすごく嬉しいと思います。




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「美容師と副業」をテーマに、いかに長く美容師を続けるかのために副業を探す現役美容師。美容師・youtuber・オンライサロン主宰のたくさんのわらじを履く人。

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