フリーランス美容師 西川ゆすけの頭の中

洗い流さないトリートメントの使い方

洗い流さないトリートメントの使い方




(ディーセスエルジューダ。俺が愛用してるのは黄色いFO)

よく聞かれる質問の1つに「洗い流さないトリートメントの使い方がわからない」というものがあります。

やはりヘアケアに関しては皆気にしてるけどどうすれば分からないといった様子。

洗い流さないトリートメントとは
いわゆるアウトバストリートメントと呼ばれる、シャワーなどで洗い流さないタイプのトリートメントです。
一般的にはオイルタイプとミルクタイプが主流なのかな、大体そんな感じ。
役割としては、トリートメント成分により、髪へのダメージを防ぐっていうのと、静電気を抑え髪と髪の摩擦を極力無くすというもの。
ちなみに熱処理用のトリートメントもあって、アイロンやドライヤー等の熱から守ってくれるタイプもあります。
俺は熱処理対策に関してはあまり効果を感じてないので、正直どうでもいいです。
一般的な使い方
基本はお風呂から出た後、タオルドライで髪の毛が湿ってる状態で使うのが望ましいです。
使う量は少なくて大丈夫です。
1プッシュとか2プッシュとかそれくらい。
それをよく手に伸ばして、髪の毛に揉み込んでいきます。
ぎゅっと揉み込んで、時たま毛先を手のひらでバサバサするような。
「手からヌメりが取れるまで」
よく馴染ませてあげてください。
「手がヌルヌルしてる」というのはまだ手にトリートメントが残ってる状態です。
綺麗に手からヌルヌルが取れるくらいしっかり馴染ませましょう。
ヌルついてたらまだ終われない
洗い流さないトリートメントの中には、オイル成分がありその中にトリートメント成分が入っています。
つまり手がヌルヌルしてる状態ではまだトリートメント成分が手に残ってるのです!
逆を言えばまだ髪に馴染みきれてない、もしくはムラになって浸透してるということです。
これではいけない。
どんなに高くて良いものでも使い方を誤ればただのヌルヌル要素です。
先ほど言いましたが、トリートメントのオイル成分があります。
これがヌルヌルの原因なのですが、実はこのヌルヌルはほとんど無くせます。
なぜ濡れた髪に付けるのがベストなのか。
それはこのヌルヌルしたオイル成分を髪の水分と乳化させてトリートメント成分を効率良く浸透させるためです!
水分と合わせることで、ヌルヌルだけ消えてくれます。
ありがちな失敗談
よく聞くのが、ベタつきすぎるというもの。
これはもう十中八九付けすぎです。
髪が長いから、量が多いからとプッシュプッシュたくさん使ってませんか。
胸元より長いようなロングの方でも2プッシュくらいでいいですよ。
そもそもオイルの伸びの良さはとんでもないんレベルで伸びるんですよ。
試しにテーブルに1プッシュ垂らしてみて伸ばしてみてくださいよ。
サイズによってはその1プッシュで半分もしくは全て覆えます。
これだけの面積をカバーできるのですから、そもそもそんなに使わなくて大丈夫です。
あ、実際にテーブルにつけちゃった人は、水を数滴垂らして馴染ませてあげてください。
乳化さえすればあとはタオルで拭き取るだけでヌルヌルは消えます。
あと多いのは、乾いた髪につけること。
これは悪いことではないんですが、時にとんでもないベタベタを招いてしまいます。
毛先が乾燥してるからといって、トリートメントべたべた付けてればそりゃヌルヌルになります。
顔が乾燥したからといって、その都度化粧水付けるんですか?
オイリーにも程があります。
どうしても乾いてパサパサな毛先が気になる時は、毛先を少し濡らして(濡らしたハンカチなどで包み込むくらいが理想)水気を切ってから付けるといいです。
できればドライヤー使いたいですが、そもそもそんな状況でドライヤーは使えないと思うので妥協しましょう。
もしくはミストタイプ、霧吹き状になってるトリートメントを使うといいかもですね。
どのみち、洗い流さないトリートメントというのは保湿成分に植物由来の油分や、シリコン等が使われていて、非常に油分の多い物質です。
使いすぎ注意なの共に、できれば濡れてる髪の毛に使うようにしましょう。




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「美容師と副業」をテーマに、いかに長く美容師を続けるかのために副業を探す現役美容師。美容師・youtuber・オンライサロン主宰のたくさんのわらじを履く人。

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