これだけ美容室があるなか、美容師と一括りにして話をするには如何なものかなと思いますが…
最初に、俺の給料は大体売り上げの30%から40%程です。
歩合率はそこまで高くはありませんが、基本の固定給が24万と安定してるので、極端な話『出勤してきてボーッと携帯いじって終わる』そんな日を25回程続けてるだけで普通に生活できだけの給料をもらえます。
うちの美容室は歌舞伎町という日本最大の魔窟にありながら、福利厚生がクソ程充実していますので、保険はもちろん厚生年金も払ってくれてます(それでも毎月、東京のアパートに住めるくらいの税金等を払ってます)
これは、恐らく美容室としては破格の待遇と思っております。
今は完全週休二日制にしよう運動が始まってるくらいですから笑
つまり、この状況下というのは『会社から守られている』状態ですね。
俗に言う上の人間だけが儲けているという図式には当てはまりませんし、ホワイトな職場と思います。
ですので俺としては『美容室でもこういうホワイトな所はある』ということ『社畜になる必要はない』ということを声を大にして言いたいです。
なんせ、自分の利益を優先するより会社の利益を優先した方が、結果として自分の利益になる会社ですからね。
もっとも、もっと稼げる環境があるのは事実ですしどうせ美容師なんだから頑張って稼ぎたいという人も居ると思います。
ただ、ひとつ。
稼ぐ方法や、稼ぐための技術というのは誰から教えてもらうのかよく考えるべきだと思いました。
それと(ひとつじゃねーや)自分の技術はなんのため、誰のためにあるのかということ。
働いてる店の環境に文句や愚痴を言うだけでお金は稼げませんし、そういう人間は稼げません。どんな場所でも。
仕事としてお金のことを考えるのは当たり前ですが、その前にまず考えることはたくさんあります。
美容師とは、お金を稼ぐ方法を考えるより、お客様に好かれる方法を考える方がよっぽど身になると感じた今日この頃でした。
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