切り終わってからの、鏡を見せられながらの『大丈夫ですか?』
大丈夫でも大丈夫じゃなくても『大丈夫です』としか言えないような質問。
俺も美容師やってますが、他の美容室に行って『大丈夫ですか?』と聞かれたら『大丈夫っす』と即答します。
でも俺の場合はあまり気にならないというか、必要最低限切ってほしい所を切ってもらえればそれでもう『大丈夫』ですし、カラーに関しても「これはこれでアリやな」と思っちゃうから結局『大丈夫』なんですよね。
あまり自分の髪型や髪色に拘らないタイプなのかもしれません。
ですが、もし気になったのなら言った方が良いです。
気まずいとか思う方も居ますが、そこは美容師もプロなので、プロだからこそお客さんに満足を提供したいと思ってます。
ですので、鏡を見せられたり、どうです?と聞かれて気になった部分があったら言う、これに限ります!
例えば左右の長さが違ったり(こういうケースは結構よく聞きます)そうしたことがあって、これを言ったら細かい人みたいだなとか、何か言うのはクレーマーみたいだなとか思わず、言った方が良いです。
ただ、自分にしか分からない物差しってありますよね。
例えば、量の問題。
左右ほぼ一緒だけど何となく右が重いような…
とか。
こういう自分にしか分からない物差しの事は伝えづらいかなと思います。
美容師側としても(これはあまり良い事ではありませんが)厳密な量の違いに気付けるかどうかは難しいものです。
ただ単に美容師の切り方の問題で量が違うのか、しっかり切られてるけどお客さんの感じ方で量が違うのか。
意外と気にしすぎってこともあります。お互いに。
こうならないように事前にしっかりとカウンセリングをして、お互いの方向性を合わせることが大事なのでしょうけど。
鏡見せられて『大丈夫ですか?』と聞かれることは美容室ではほぼ100%あると思いますし、大丈夫じゃなくても大丈夫ですと言っちゃう一連の流れは、ある意味形式美みたいなところはありますが…
気になったら言いましょう。
基本的に俺は最後の出来はお客さんが判断するものだと思ってますので…。
気になったら遠慮せずに言って欲しいなと思います。
もちろん、言わずとも察するべきなのですが、なかなかどうしてそこまでは分からないものです。まだまだ。
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