フリーランス美容師 西川ゆすけの頭の中

明日、働く店が潰れてしまったら

明日、働く店が潰れてしまったら

そんなことを考えるのは極論かもしれないけども。



常々、俺としては「美容師をやってるから生きてるのであり、美容師をやらねば死ぬ」という認識の元に今まで生きてました。
これは決して大袈裟な意味ではなく、俺にとって美容師は生きる意味であり、生きる手段だと思ってました。今でもです。
つまり俺は美容師を辞めると死ぬのです。明日を生きれないのです。
美容師という職業に対して、大層な思想があるというわけではありません。ただ単純に俺が美容師以外の事ができないだけです。
これを話すと大体の人から「病んでるの?」とか「極論だね」と言われますが、本質としては「危機管理意識」に通じるものであり本来人間が持つべき感覚だと考えてます。
例えば、少し話が逸れますが、貧しい国の人達がお金を稼ぐために何かスポーツをするなんて話はよくあると思います。
有名なサッカー選手は昔貧乏だったとか。
割とありふれた話だと思います。
これを突き詰めると先ほど話した「危機管理意識」に繋がるわけですね。
日本って世界的に見て貧富の差は少ない国なので、その日生きて行くためにお金を稼ぐって考える人あんまり居ないと思うんですよね。特に子供なんて、当たり前のように学校へ行ってご飯食べて、みたいな感じじゃないですか。
別に死なないんですよ。割と生きて行けるっていうか。でもそれって平和ってことですし豊かな国って象徴なんですけど、それは置いておきます。
じゃあ貧しい国の人ってどうなのかというと、結構大変じゃないですか。生きて行くの。
ドキュメンタリーとか見てて「マジか」みたいに思ったことないですか?
ゴミ売ってその日を生きる子供とか見て。
でもやんなきゃ死ぬし、みたいな。
今日こんだけ売らなきゃ明日に死ぬ、その考えが危機管理意識です。
人間て「生きるためには?」という禅問答の中で生活してるんですよね。
つまり、「生」というものを常に考え、答えを見つけるために呼吸をしてるわけです。
じゃあ「生」って何?なった時に、どう答えるかってのがその人の人生観なんですけど、俺は「美容師として存在すること」なんですよね。
俺にとって美容師とは「生きる意味」「生きる手段」です。
美容師をやらねば死ぬと思いながら日々を生きています。
美容が特別好きってわけでもなく(もちろん好きですけど)ただ美容師やってないと死ぬわけですから、文字通り必死なんですよ。
人生何が起こるか分からんもんで、
明日には働いてる所無くなるかもしれない。
明日、売上が0かもしれない。
明日、利き腕が無くなるかもしれない。
そうなった時に悔いなく死ねるか?と思いながら生きています。
こうした考えで仕事してると、結構頑張れるんですよね。
だって死にますから。
死んでる場合じゃないんですよ、まだ死にたくないし。
はい、これで何でもできる。
どんだけキツくても死ぬよかマシだし、美容師としてやっていけねば死ぬんですから死にものぐるいで美容師としての道を模索します。
そうしてれば勝手に何処でも生きれる人になるんですよ。
死にたくないんで、ゴミ売ってでも生きます。
「明日、働く店が無くなっても」常にそういう考えで動いてれば何処行っても結果出せます。
結局、物事の本質って大概が極論なわけですから危機管理意識は常日頃から持つように、と。
話がちょっと脱線したんですけど、要は仕事に対してどう取り組むかの考え方であり、結果を出せる人と出せない人の差ってのは何処にあるのかって話です。
環境じゃなく、考え方なんです。
生き方。




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「美容師と副業」をテーマに、いかに長く美容師を続けるかのために副業を探す現役美容師。美容師・youtuber・オンライサロン主宰のたくさんのわらじを履く人。

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