あのほら、多分誰しもが言われてると思うんですけど
美容室行くと、シャンプー行ったりとか席に通されるときとか
必ず
「お疲れ様でした〜」
とか言われませんか?
「いや疲れてねぇけど」とか思いませんか?
大丈夫です。
美容師である俺も思います。
実はこれ、意味があるのです。
と言っても俺が働いてきた店ではそういう意味でってことで、違う意味のところもあるかもですが。
そもそもこれはお客さんの労をねぎらってのお疲れ様かというわけではありません(少なからずはあるでしょうけど)
これは「お客さんが今どこに居るか」とか「お客さんのシャンプーがどのタイミングで行われるか」とかいうお知らせの意味合いで使われることが多いです。
もちろんお客さんとすれ違ったりした時に何も言わないのはあれだから、とりあえず言っとこみたいな使われ方もします。
要は「こんにちは」みたいな用途と「これからシャンプーするんで、時間見といて下さいね〜」というアシスタントからほ合図の2種類です。
忙しくてお客さんを掛け持ちしていると、次にどうしようとかどのタイミングで新しい指示を出そうかなとか常に考えています。
「シャンプーに入った」、「シャンプーから帰ってきた」、これだけ分かればある程度のタイムスケジュールは把握できるので、頭の中で「シャンプー帰る前にカットを終わらせて次の指示を出せるように調整しよう」となるわけです。
こういう合図は、大きなサロンとかではより顕著で、一人のスタイリストが何人かのお客さんを担当する場合などよく見られますね。
逆に小さいサロンや、一対一で行うサロンとかではあまりこういう合図は見られず比較的静かに声かけられることが多いですね。
これは単純に合図を出す必要が無いのと、少なからず「座りっぱなしで疲れたでしょう」という労いの側面もあります。
スタッフ全員、気が触れたかのように「お疲れ様です!」と連呼するお店もありますよね。
こだまですか?
いいえ、美容師です。
俺はあまり落ち着きません。
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