「やる気」というのは、物事を次のステップへ導くためのきっかけですので、普通に仕事するうえではあまり必要ないと思っています。
そもそも「やる気」とか「モチベーション」とかの概念は、自分に対し常に一定ではないです。
やる気出てるときもあれば、モチベーション高い低いの差もあります。
「今日は気分がのらねぇなぁ」
なんて日もありうるわけです。
人間ですから。
が、仕事をするうえでは、やる気というのはさほど必要ありません。
何故かというと、そういうものに左右されて結果を出すのではなく、そういうものに左右されずに結果を出すべきであるからです。
一時的な気分の高揚に身を任せることで、必要以上のパフォーマンスを発揮できる人も居ます。
それをコントロールするのは難しいわけです。
初めて来たお客様に120%を提供して満足してもらって次に来たとき100%だったら20%下がっただけでお客様からしたらすごく不満に思ってしまいます。
100%でいいんです。
よくお客様には常に全力120%!みたいなノリの人を見かけますが、それはそれで素晴らしい事なのは間違いないです。
でも本当に常に120%なんですか?
100%の人も居たり、80%の人も居るのでは。
仮に常に100%以上だとしても、下がった分はどう説明してもお客様は不満に思います。
だからこそ、プロとして「常に100%」こそが理想であると思います。
ブレを無くすことで、どんな時でもキッチリとしたサービスを提供する。
これがプロだなぁと思います。
例えば体調が悪かろうが、時間が無かろうが、同じものを提供できる方がプロ感あるんですよね。
時間かけていいもの作っても、常にそれが提供できなければ意味ないじゃないですか。
マックの商品が、すっごいおいしそうにメニューに載ってて、頼んで来たのがガッカリなハンバーガーってそれもうマイナスですから。
メニューに120%費やして、提供するものが100%だったとしても、「なんやこれ…」になるでしょう。
これも美容師に言えることで、やる気になってる時となってない時、そういうのに左右されないメンタルって大事ですね。
パワプロでいう、安定感みたいな。
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