ワックス総選挙を冷静に見る

ワックス総選挙にて、ご協力頂いたたくさんの方々にとても感謝しております。

ありがとうございます。

結果を踏まえて少し感じた事をお話します。

まず、今回のワックス総選挙、コメント欄で自分の推しているワックスを教えて下さいという単純なシステムの選挙法でした。

その中での結果は以下の通りです。

1位・ウェーボ灰色

2位・なすデューサー6

3位・ミューヴル黒

4位・ピース

5位・ボーチェ

マットタイプ多くね？って感じです。

ツヤのないセット力強いワックスが人気なんでしょうね。

つまりこれはマットタイプが流行ってる時代にやったからこうなったわけで、例えば他のタイプのワックスが流行ってる前提であれば結果はまた違ったと思います。

ここで「前提がある」というのを見極めるのは非常に重要なことで、これを見極めさえすれば流行りはおろか簡単に人を扇動できるように感じました。

今回のワックス総選挙でウェーボが1位になりました。

それについては特に何も思いませんし、妥当かなとも思います。ウェーボというワックスがそれだけ浸透しているという話ですね。

例えば、「ウェーボがワックス総選挙で1位だった」という結果が前提になるわけですが、こうした前提があると「ウェーボって良いワックスなんだ」となるわけです。

これで、今までウェーボを買わなかった方々がウェーボを買う行動に出る、大げさな言い方をするとこれが『扇動』です。

『みんなが良いと思ってるウェーボ』という前提があるなか、実際に使ってみて悪くない使い心地だったとします。

ハードルはめっちゃ下がってるので、悪くないという使い心地なだけでも『やっぱみんなが選ぶだけあるな』という結果に至りウェーボは良いワックスという流れができます。

これが『印象操作』です。

つまり、そこに絶対的な使い心地のみを考えた評価があるかといえば、少なからずこの印象操作によって良い評価に寄りがちになります。

これは悪いこととかではないのですが、人間の考えというのは、自分が思ってる以上に周りに影響を受けてしまいます。

俺含め、思ってるより人間は単純なのです。

今回のコメント欄には「○○の方が使いやすいのに」というコメントが多々見受けられました。

これこそが、提供するものの質と知名度がイコールではないということですね。

「有名だから」、「みんな知ってるから」という前提があるモノというのは人であれ物であれ、それに対して安心感を覚えることが多いです。

そう印象操作されているからでしょう。

だからこそ、もっともっと公平に物事を見ていくというのと、本当に自分にとって良いものなのかというのを考えて欲しいと思いました。

ハンバーガー食べたくなった時に、マックより安くておいしい所はたくさんありますし、マックより満足感を得れる所はたくさんあります。

けれどもハンバーガーといえばマックだと思う人が圧倒的に多いわけです。

おいしいハンバーガーを食べたいけど、何処にあるか分からないからマック食べよう。たまにはマックも悪くないな、で結論が出てしまいます。

それで満足ならそれで問題ないのですが、おいしいハンバーガーはたくさんあるぞ、と。俺はそう思うのです。

それを知って欲しいというのと、それを知らずに居るのはもったいないなと思いました。

あ、でも俺はマック好きですよ。

マックも松屋でも喜べる程度の舌で幸せです笑

少し話が逸れましたが、何を言いたいかと言うと、『知名度があるから凄い！』という結論ではなく、『本当に良いものを見極めた』うえで結論を出してほしいということです。

ただまぁ、知名度があるというのは凄いことです。知名度はあげたくてあげれるわけではないですから。

ただその知名度は、本当に凄いものだからあるのか、はたまた印象操作によってなのか。

正しく見極めれてますか？