僕はすきです(こなみかん)
ただの映画の感想です。
※ネタバレあります。
気にする方は見ない方がいいです
前評判高かったのでずっと見たかったんですけど、昨日やっと見れました!
ザッとした感想としては、テンポよく話が進むので飽きない感じでしたね。
昔ソーシャル・ネットワークという映画を見たときの感覚に似てました。
セリフとシーンチェンジでサクサク進む感じ。
庵野さん、フラッシュカットとか、シーンチェンジするの好きですよね絶対。
冒頭に出てきたキモい両生類みたいなやつが「お、今回ゴジラと闘うんか?」みたいに思ってたんですけど「お前がゴジラやったんかい!」となりました。不思議です。
というか、冷静に考えたらゴジラは別に人類の味方でもないしゴジラの敵と人類の敵がたまたま合致した場合結果的に倒してくれてただけでゴジラ自身は、正義の味方でもなんでもないわけでした。
初期のゴジラなんて破壊していくだけですもんね。
ここら辺は初代リスペクトというか、原点回帰なんでしょう。
昨今のゴジラは意外と良い奴なんていう印象ぶち壊してくれました。
邦画によくある、ジャニーズAKB起用、恋愛要素、主題歌はEXILEみたいな流れはなく、怪獣映画でよくあるオーバーテクノロジーみたいな謎理論の武器も無ければ、ゴジラと心を通わせることのできる不思議な少女の存在もなく、ひたすらゴジラの脅威とそれに屈しない専門家たちのバトルでした。
すごく良いと思います。
あと本当庵野さん自分の作品好きだと思うんですよ。
エヴァの作戦会議の曲流れてきた時は笑いました。
ギターリフあると完璧でしたね、ギュウィーンデーンデーンデーンみたいな。
エヴァでもカレカノの曲使ってたり。
ああいう作戦会議だったり、音声が重なる演出(放送などで)はエヴァっぽくて好きです。
皆言ってる通り、民間人ではなく内閣周辺のみで話が進むのですが、これによってあんまり話しが広がりすぎず良い塩梅だなって感じました。
会議室作るシーンとかそれっぽくて好きですし、会議が無ければ話しが進まない等日本の形式じみた様相への皮肉みたいに受け取れるのは、ある意味邦画のタブーに触れてるのかなって感じでいいですね。
何よりも現実にあるもので闘うってのがすげー心を掻き立てるというか、なんというか。
ロマンあふれるリアルなんですよね。
無人在来線爆弾はほんと2016年俺の中の流行語大賞になりそうな勢いです。
個人的に、作戦名を長々と読んで「長いですね」「それが仕事ですから」みたいなこと言うシーンが印象的です。
「ではヤシオリ作戦で」の流れも好きです。
ヤシオリ〜?ヤシマ作戦かよ!というツッコミ所を用意するあたりうまいですね。
作戦開始の合図とともに、「怪獣大戦争」の曲でシーンチェンジするんですが、あの曲めっちゃ好きなので盛り上がります。
新幹線爆弾からの無人在来線爆弾、山手線とか中央線かな?馴染みのある車両がゴジラに向かっていくシーンはマジで必見だと思うのです。
ちなみに昔住んでた東京都の調布という場所では京王線しか走ってないので、都心部しかできない技ですよね…
全体的に庵野さんの古き良き日本の特撮、怪獣映画へのリスペクトを感じました
そういう意味では、庵野さんの感性と合う人なら間違いなく楽しめると思います。
次回作もあるのかな?
楽しみですね、シン・ゴジラ デスアンドリバース。
最新記事 by 西川ゆすけ (全て見る)
- 日本一開くのが早い美容室 - 2019-11-01
- 美容師が考える美容専門学校の選び方 - 2019-07-02