夏が近づくにつれ、汗とか湿気でうねる!という方が増えてるのですが、いまいちストレートパーマと縮毛矯正の違いがよく分からないという話はよく聞きます。
ストレートパーマ
通称ストパー。
ストレートと呼ばれてるので、縮毛矯正よりストレートになる感じがありますが、基本的にはまっすぐに近いクセを付けるものなので、強いクセをまっすぐにする力はありません。
二浴式コールドパーマ剤を使ってストレートにしているので、今のクセの度合いの緩めるイメージです。
がっつりまっすぐにはなりません。
たまにパーマ落としとも呼ばれます。
くるくるにかかりすぎたパーマを落とす(=ストレートに近付ける)という役割で使われることもあり、自然なストレートにするというよりは、不自然なカールを取り除くという意味合いの強いパーマです。
区分的にはパーマなので、いずれ落ちます(=クセが戻る)
基本的には熱処理やアイロンは使いません。
縮毛矯正
日本が世界に誇れる美容技術(らしい)。
ストパーとの違いは、途中でアイロンを使い熱処理を加えることです。
髪のタンパク質等が熱によって変性を起こす現象を利用し、まっすぐにしつつ変性させて固定します。
生まれつき強いクセもガッチリ真っ直ぐにすることができますし、半永久的にまっすぐになります。
根元から生えてくる毛はそのままのクセですが。
度合いにもよりますが、ピーンと真っ直ぐにすることもできますし、緩やかにストレートにすることもできますので、最近はこちらが主流かなと思います。
ちなみに数ある美容技術のなかで一位二位を争うほど難しいです。
薬剤知識、毛髪知識という理論に加え単純に物理的な技術力も要求されるので、上手い下手に相当な差がでます。
美容師の仕事なかでもかなり専門的な技術だと思います。
間違ってもセルフ縮毛矯正とかはやめましょう。
美容師でも無理です。
違いを踏まえて
要は、クセをまっすぐにしたいのなら縮毛矯正、パーマを落としたいならストレートパーマで良いと思います。
この二つは似てますが全くの別物ですし混同して考えると思わぬ事故の原因になりますので、正しく理解するのと共に、美容師さんとのしっかり相談することをオススメします。
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「美容師と副業」をテーマに、いかに長く美容師を続けるかのために副業を探す現役美容師。美容師・youtuber・オンライサロン主宰のたくさんのわらじを履く人。
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