フリーランス美容師 西川ゆすけの頭の中

技術を磨く才能

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セット動画を見てるとよく髪質が良いなぁとか、顔がイケメンだから、とか。
そういう類のコメントを目にします。

髪質に左右される?
俺はセットをはじめ美容師としての技術は色々練習してきました。
それこそ血反吐を吐くようなキツイことはしてないのですが、効率よく常に反復し密度濃く磨いてきました。
でももっともっとキツイ思いをしてる人達は居るのを知っています。
美容の技術に全てを費やすくらいの勢いで、本当に尊敬する人達です。
俺が思う上手い人というのは、環境などに左右されずに一定の結果を出す人だと思っています。
髪質がどうとかそういう要素はもちろん重要ですが、本質はそこではなく『いかに上手く見せるか』ということですね。
だとすれば、どんな髪質でもどんなセットでも上手くやってしまう、それこそが俺の理想とする上手い人だと言えます。
一つの要素に過ぎない
ここで、冒頭にあるようなコメントをしている人達をピックアップしてみましょう。
おそらく、動画などでセットが上手い人を見かけ自分もやってみようと思ったが上手くいかない。
そういう人がほとんどだと思います。
そこで思うことは『自分の髪質がなぁ』と。
あの人とは違うから…とか、あの人だからできる…。みたいな。
それってすごく失礼な言葉で、人が努力して磨いた技術を髪質や容姿の良し悪しで片付けてしまうのは如何なものかと思います。
加えて、その人が上手くやってるには必ず何かの工夫があります。
そこを考えもせずに髪質やらなんやらの違いで終わらせているのを見ると『ああ、ずっと下手なままなんだろうな』と思われてもしょうがないレベルです。
だって工夫も練習も何もしてないんですから、これ以上先へ行けるわけないんですよ。
セットが上手い人や、何かが上手い人というのは、必ず何か工夫を見つけ自分なりのやり方を見つけてます。
だから上手いんです。
マイナスを埋める
漠然と工夫とは、と言われてもピンと来ない人は多いと思いますので具体的に言うと、いかに『マイナスを埋めるか』です。
例えば髪が硬いとか柔いとか、それぞれハンデがあると思います。
俺で言えば軟毛なのでボリューム出しづらく、ハチ周りが張ってないので横にボリューム出ません。
そういう髪質におけるマイナスをいかに埋めるか、逆に言えばそれを埋めれる人はどんどん上手くなります。
ボリューム出やすい人は柔いワックスを使うとか、ツヤがない人はツヤのあるワックス使うとか。
髪が浮くなら浮かないように乾かした後に、ワックスとスプレーで固めるとか。
やり方はたくさんあります、やるかやらないかです。




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「美容師と副業」をテーマに、いかに長く美容師を続けるかのために副業を探す現役美容師。美容師・youtuber・オンライサロン主宰のたくさんのわらじを履く人。

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